脳出血の後遺症とは?リハビリにおける役割と重要性!

 

 

 

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脳は、身体を動かすための

さまざまな指令を出す、大切な器官です。

 

脳が壊れてしまえば、

身体を動かしたり、会話をしたり、

物事を理解したりといった、

さまざまなことに支障をおよぼします。

 

脳出血による後遺症は、

日常生活にさまざまな障害となってあらわれます。

 

その障害を最小限に抑えるためには、

リハビリがとても重要となってきます。

 

 

脳出血の後遺症

 

 

脳出血の後遺症は、

脳が損傷を受けた場所によってさまざまです。

 

 

言語をつかさどる機能がある

左の脳が損傷を受ければ、

言葉をしゃべることができなくなります。

 

言葉を発することができなくなったり、

人から言われた言葉を

理解することができなくなったりするのです。

 

 

運動をつかさどる部分が損傷を受ければ、

手や足、体幹に麻痺としてあらわれます。

 

右の脳が損傷を受ければ、

身体の左側に麻痺があらわれ、

左の脳が障害を受ければ、

身体の右側に麻痺があらわれます。

 

麻痺の度合いは、

損傷の度合いによって変わってきます。

 

また顔面に麻痺があらわれれば、

言葉がしゃべりにくくなったり、

ものが食べにくくなったりすることもあります。

 

 

のどに麻痺があらわれれば、

ものが飲み込めなくなる場合もあります。

 

 

そのほかにも、

時間の認識や空間の把握が難しくなったり、

記憶が抜け落ちてしまったり

することもあります。

 

 

このように、

脳のどの部位が障害を受けたかによって、

後遺症にもいろいろな症状がみられます。

 

 

リハビリにはどのようなものがあるの?その重要性とは?

 

 

リハビリ は、

あらわれた後遺症によって、

さまざまなものがおこなわれます。

 

理学療法、作業療法、言語聴覚療法などがあり、

それぞれによって特徴があります。

 

いずれも、

身体の機能が低下した方に対して、

それを改善したり

悪化しないようにしたりするために

働きかけをおこないます。

 

平行棒を使って歩いたり、

杖の使い方を

教えてもらいながら歩いたりするのは、

リハビリとしてもよく知られた行為でしょう。

 

そのほかにも、ちいさな玉や

積み木などを指先でつまんだり、

発声練習などもリハビリのひとつです。

 

浴室やキッチンなどの設備を使って、

実際の動作を練習するリハビリもあります。

 

 

病気によってさまざまな機能を失った身体は、

ほうっておけば

どんどん動かなくなってしまいます。

 

 

動かなくなった身体は体力や筋力を低下させ

やる気も奪い、悪循環を生んでいきます。

 

できるだけ病気になる前の状態に

戻るようにするためには、

可能な限り早い段階で

リハビリに取り組むことが重要です。

 

 

リハビリをするのとしないのとではこんなにも違う!

 

 

風邪で数日寝込んだだけでも、

「身体が弱ったな」と自覚するものですよね。

 

特別な病気をしなくても、

しばらく運動不足な日々を

過ごしていただけで、

「体力が落ちたな」と思う方もいるでしょう。

 

人間の筋肉は動かさないでいると、

どんどん弱っていきます。

 

健康な人でも見られる事態ですが、

脳出血などの病気があった方については、

なおさらのことです。

 

 

脳出血による病後は、

しばらくの間は安静をとることになります。

 

必要な安静をたもっている間は、

筋力や体力は落ち続けていきます。

 

また、脳出血による麻痺などは、

早い段階からリハビリに取り組まないと、

その機能を戻すことが難しくなってしまいます。

 

 

昔は「脳出血後は安静」という方針でしたが、

 

最近では

「機能低下を防止するため、

早期からリハビリをおこなうことが必要」

と言われるようになっています。

 

リハビリによる効果は、

後遺症の度合いによっても、

個人によってもさまざまです。

 

ですが、

「リハビリをしなければ寝たきりだった人が、

付き添いがあれば杖で歩ける」

程度になったり、

 

「食事を食べさせてもらっていた人が、

配膳してもらえば自力で食事が食べられるようになった」

 

 

なんてケースもあります。

 

言葉についても同様で、

「なにを言っているのか聞き取れなかったけど、

リハビリをしたら言葉で会話ができるようになった」

 

などという回復もあります。

 

 

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病気は、

「必要な治療を受けたら、それで終わり」

というものではありません。

 

病院での

積極的な治療が終わったとしても、

 

病気の影響を受けた身体で、

その後の人生を

生きていかなくてはいけないのです。

 

後遺症をもった身体で

生きていくことは大変なことですし、

ときには絶望感も味わうかもしれません。

 

ですが、リハビリをすれば、

少なくともリハビリを始める前よりは

良い状態にすることができます。

 

大きな回復を望むことはできなくても、

ほうっておけば弱るばかりの身体を、

悪くならないようにすることはできます。

 

そして、

専門のスタッフから受けるものだけでなく、

 

「自力での努力が重要」

となることを自覚しましょう。

 

自分の身体で人生をまっとうするために、

必要なことに

ひとつずつ取り組んでいくことが大切です。

 

 

 

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