赤ちゃんがむせるのは何故?咳との違いはどこで見分ければイイの?

 

 

 

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人間は、

さまざまな機能ができあがっていない状態で

生まれてきます。

 

生まれたての赤ちゃんは、

内臓も器官もまだまだ未熟で弱いもの。

ちょっとの変化も

心配になってしまいますね。

 

このなかでも

赤ちゃんに特に多くみられる、

「むせ」や「咳」について考えてみましょう。

 

 

赤ちゃんがむせる理由

 

生まれたての赤ちゃんは、

いろいろな器官が未熟です。

 

大人のように、

複雑な形にできあがっていませんし、

消化や吸収などの能力も弱いものです。

 

だからこそ、

大人とおなじような物は食べられませんし、

言葉をしゃべることもできないのです。

 

 

赤ちゃんがむせる理由も、

ここにあります。

 

人間がむせるのは、

鼻、口、ノド、気管、食道、肺、

胃などの器官がかかわってきます。

 

本当なら

食道や胃にいかなくてはいけないものが

気管に入ってしまったり、

 

 

本来なら入ってきてはいけないものが

気管に入ってしまったりすると、

むせることになります。

 

 

 

大人であれば、

入ってきてはいけないものが入りにくくなるように、

体ができあがっています。

 

赤ちゃんがむせやすいのは、

それがまだ未熟だからです。

 

 

むせと咳の見分け方

 

 

「むせ」は、気管に入ってしまった異物を、

咳をして体の外に出そうとする反射です。

 

 

炎症がおきていたり、

のどが刺激されていたりするときにも咳が出ます。

 

赤ちゃんはむせやすいものです。

きれいな音の咳だったり、

寝た状態から抱き上げたときに

体がまるまって「エフン」とむせただけなら、

特に心配はいりません。

 

ですが、

いつまでも長く続く咳をしていたり、

咳の音がきれいでなく

 

「ゼイゼイ」「ゴフゴフ」

などの雑音が混ざるようになったりしていたら、

すぐに病院に相談しましょう。

 

また、咳だけでなく、

「いつもよりずっとミルクを飲む量が少ない・

欲しがらない」

 

「機嫌が悪く、ずっとむずかっている」

などの状態も、

体調不良を訴えているサインかもしれません。

 

 

 

むせないようにするためには?

 

赤ちゃんの体は、未熟なものです。

 

大人は、食べ物や飲み物を口に入れた時、

食べ物だけをごくりと飲み下すことができます。

 

 

ですが、赤ちゃんは、

空気もいっしょに飲みこんでしまいます。

 

この空気が

おなかのなかに入ったまま寝かせてしまうと、

胃の中に残っている空気が逆流して、

むせたり吐いたりしてしまうのです。

 

授乳後のむせを予防するためには、

寝かせる前にしっかり背中を

トントンしてげっぷをさせ、

空気を吐き出させましょう。

 

 

また、

ミルクを一度にたくさん飲みすぎても、

むせや吐き戻しの原因になります。

 

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「たくさん飲んで、大きくなってほしい」

と思うかもしれませんが、

途中で咳こんで飲まなくなってしまった時は、

苦しくなってしまっているのかもしれません。

 

途中で休憩して、体が縦になるように抱き、

やさしく背中をさすってあげましょう。

 

こうすることで呼吸がしやすくなります。

 

自分も赤ちゃんだったことがあるはずなのに、

赤ちゃんのお世話をしていると

慌ててしまうことが多いですよね。

 

赤ちゃんはまだ、やわらかく、

弱く、未熟な生き物です。

 

ですが、

外界に出ても生きられる状態まで

おなかの中で育ったからこそ、

生まれてくることができたのです。

 

必要なことに気を付けさえすれば、

ちゃんと生きて、

大人になることができるはず。

 

心配なことも多いですが、

ちょっとした変化にも気を付けていれば、

ちゃんと育ってくれますよ。

 

 

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