インフルエンザにかかったけど熱が出ない!そんな時はどうすべき?
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インフルエンザにかかると
多くの場合、高い熱が出ます。
これは体がインフルエンザウイルスと
戦っているために、リンパ球が活発に
活動しているためです。
体内に入った細菌などと戦うリンパ球は
高温であるほど活発に動き、
逆に低温であれば活動が鈍くなってきます。
リンパ球は細菌などと戦うために必要です。
しかし、最近ではインフルエンザでありながら、
熱が出ないケースが増えています。
加齢とともに熱を出す力が弱まり、
病気を悪化させる高齢者が増えているのです。
熱は私たちにとって
悪いものだと思いがちですが、
熱を出すことはむしろ
インフルエンザから身を守ることなのです。
インフルエンザの症状
インフルエンザは風邪とは明確に異なり、
「インフルエンザウイルス」に感染して
発症する病気です。
そして、
関節痛・頭痛・食欲不振・
悪寒・咳・たん・倦怠感、高熱
などの症状が特徴です。
インフルエンザウイルスは
A型、B型、C型の
3つに分類されています。
A型ウイルスは、B型・C型と比べて、
世界的大流行を起こしやすく、
免疫もできにくいと言われています。
A型のウイルスは
色々な型に変異する性質があり、
その種類も144種類と非常にたくさんです。
また感染対象も人だけでなく
鳥や豚などにも感染します。
B型ウイルスはA型と比べてると
規模は小さいものの
比較的頻繁に流行を起こしています。
性質はA型ウイルスと似ていますが、
A型が人以外の動物にも感染するのに対し、
こちらは人にしか感染しません。
C型ウイルスは
4歳以下の子どもに感染しやすいと
いわれています。
しかし一度感染すると、
免疫作用が長期間続き、
一生涯のうちに二度感染することは
むしろ稀です。
そのためC型は、A型、B型と比べて
それほど脅威ではないと考えられています。
熱が出ていなかったら外出してもよい?
熱が出ていようと出ていなくても
外出は禁止です。
インフルエンザを一度でも発症すれば、
飛沫感染、空気感染、接触感染を
起こしやすいからです。
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飛沫感染とは
自分がくしゃみや咳をすることで、
他人にウイルスが伝染することです。
接触感染は、
感染者が咳やくしゃみ以外の方法で
他人にウイルスが感染することです。
感染者がドアノブやスイッチなどに触れると、
そのウィルスが感染源として残ります。
他人がそれに触れて、
その手で鼻や口などの粘膜を触ることで
接触感染を起こします。
インフルエンザ対策
インフルエンザを発症してしまったら
外出は禁止です。
しかし、それでも仕事などの都合で
外出しなければならない時があります。
そんな時はマスクの着用と手洗いが必須です。
マスクの着用は
自分が咳やくしゃみをしたとき、
飛沫感染を抑えることが
主な役割になります。
ただし、1日中マスクを付けていると
そこにはいっぱいウィルスが付着することになります。
そんなマスクを続けて付けていると
かえって逆効果です。
マスクは毎日取り替えるようにしましょう。
次に手洗いです。
手洗いをしないまま物に触れると、
それが感染源となって
他人にウイルスが感染してしまいます。
外出先から戻ったときや、
食事の前などに手を洗うことは基本です。
ちなみにウイルスは石鹸には弱いので
石鹸で手を洗うことは非常に効果的です。
また予防接種も効果的です。
インフルエンザが発症する可能性が減り、
仮に発症しても
重い症状にならなくてすみます。
ワクチンの効果は数ケ月しかもたないので、
予防接種は毎年受ける必要があります。
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