万年筆はインクの質で全然違う!?おすすめの万年筆インクまとめ
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デジタル化の進んできた現代では
字を書くということが少なくなっています。
ましてや万年筆で手紙を書く、
なんて機会はなかなかないかもしれません。
ですが、
最近また万年筆の良さが見直され
注目されてきています。
一本持っていれば、自分の手に馴染み
愛着がわいてくるという万年筆。
せっかくなので、より使いやすくするために
インクにもこだわってみませんか。
インクの質でどれくらい違うのか
実際書き味はどのくらい違うのでしょうか。
インクの粘度により書き味は大きく変わり、
万年筆を持つなら
こだわるべきポイントがインクなのです。
その前に、
インクは基本的にはペンメーカーの
純正のインクを使うことをお勧めします。
万年筆とインクの相性があり、
他のメーカーのインクを使うと
ペン先が痛んだりしてしまいます。
修理の際に
保障がきかないメーカーもあるので
できれば純正を使用しましょう。
インクの種類は、
染料インクと顔料インクがあります。
発売されているほとんどのインクが
染料インクです。
耐水性や耐久性はないものの
書き心地のよさと
万年筆特有の色の濃淡が出せるところから
人気が高くなっています。
色のバリエーションも豊富です。
顔料インクの色は黒一色ですが
耐水性と耐光性が高く、
長期保存に向いています。
ですが、
顔料インクが水に溶けにくいことから
万年筆にインクが詰まりやすく、
きちんと手入れをしないと
万年筆をだめにしてしまいます。
インクの質というよりは
万年筆との相性や粘度、
色や種類にこだわって
インク選びをするとよいでしょう。
おすすめのインク
★★★ ブルーブラック ★★★
◆セーラー
黒に近い色合いですが
黒と青のバランスがよいと言われています。
インク詰まりが少なくさらさらと書けます。
◆パーカー
正統派のブルーブラックインクであり、
色合いも落ち着いた感じ。
◆ペリカン
いわゆる古典ブルーブラック
と呼ばれるものです。
今では少なくなってしまった、
耐水性、耐光性に優れ、
紙の裏抜けも少ない品です。
★★★ 黒系 ★★★
◆セーラー(極黒)
顔料インクは詰まりやすいのが問題で
人気がありませんでしたが、
この極黒は
詰まりにくい画期的な顔料インクです。
耐水性・速乾性にも優れています。
◆パーカー
速乾性が高く、実用性に優れています。
すぐ乾くので
こすっても滲みにくくなっています。
◆ラミー
正統派の純黒であり、高品質です。
粘度の強さが特徴です。
万年筆を長持ちさせる秘訣
万年筆は
インクが詰まると書けなくなります。
毎日少しずつでも字を書くことが
一番のメンテナンスです。
使い続けることで、
自分に合った書き心地になり
手にも馴染んでくるのです。
他に気を付ける点は、
直射日光が当たる場所に
放置しないようにしましょう。
またなるべく他人には貸さないようにしましょう。
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書き癖がついて
書き味が変わってしまうことがあります。
インクが詰まってしまったとき、
長期間使用しない場合はペン先を洗浄しましょう。
☆☆洗浄方法 ☆☆
1)コップに水かぬるま湯を入れます。
2)ペン先ごとコップに入れます。
3)通常1~2時間
コップに入れておけば洗浄できますが、
しばらく万年筆を使用せずに
ほったらかしていた場合は
ぬるま湯に入れて一晩置くとより効果的です。
(はじめは水が濃く染まることがあるので
何度か交換してきれいな状態にしてから)
4)首軸からペン先に向けて水を流し、
インクの色がなくなり
綺麗な水が出るまで流します。
5)最後に布でよく水分を拭き取り
きちんと乾かしてください。
水が残っている状態でインクをいれると
薄くなる場合があります。
万年筆が他の筆記具と違うのは
手入れが必要ということです。
これを怠ると
長持ちさせることはできません。
逆に言うと正しく使い手入れをすれば、
万年でも使えると言われる筆記具なのです。
自分だけの手に
馴染み個性を出せる万年筆を一本、
大切に使ってみませんか。
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